札幌光星中学校・札幌光星高等学校

マリアニストスクール

マリアニストスクールとは

シャミナード神父

マリアニストスクールとは、フランス人ギヨム・ジョゼフ・シャミナード神父によって 1817年フランス南西部のボルドー市に創立された教育修道会「マリア会」が運営する学校を指します。
シャミナード神父はフランス革命後、荒廃した社会を再建すべく、青少年の教育に携わる修道院を創立、 1819年、ボルドー市に15名の生徒を集めて中学校を開校しました。5年後にはフランス南西部に15の学校を持つまでに発展し、今では世界30数カ国において約1600名のマリア会員が約8000名の教師と協力し、大学、高等学校、中学校、小学校ならびに幼稚園を含む1000を超える教育施設で教育にあたっております。
日本のマリアニストスクールとしては、1887(明治21)年、5名のマリア会員が日本に派遣され、翌年、東京に暁星学園が創立されました。 1891年には長崎に海星学園が、1898年には大阪に明星学園が、 そして1934年にカトリック札幌教区によって創立された本校が、戦後間もない1946年、マリア会に経営が移管され、今日に至っております。
マリアニストスクールの教育の特徴は、「家庭の精神」とシャミナード神父がことあるたびに好んで引用した「新しい葡萄酒は新しい革袋へ」(マルコによる福音書第2章)という新約聖書のメッセージに象徴されます。これらは、古いしきたりに囚われることなく、情報のアンテナを広げ、変化に強い人物を育てることであり、マリアニストスクールで身につけた力が、平和で豊かな社会を実現させるために十全と発揮されることを求めています。
また、シャミナード神父のマリア会創設の精神が実践されるため、すべてのマリアニストスクールに共通する、以下の5つの教育目標が設定されています。

1.カトリックの信仰を養成するための教育
2.全人教育を施す質の高い教育
3.「家庭の精神」を基礎とする教育
4.奉仕、正義、平和を目指す教育
5.適応性と刷新・変革を目指す教育